幼なじみは俺様彼氏

奏汰は軽くキスをした。




「ねぇ奏汰。」

「ん?」

「モデルになったのはね?あたしがやりたかったのもあるけど……。」

「なに?」

「奏汰と同じ世界を見て、もっと奏汰の気持ち知りたかったの。」

「楓…。」





素直になるのはやっぱり照れる。




だけどね?




ちゃんとたまには素直になるよ。







「カワイイこと言うなって〜!!襲いたくなる…。」

「…今はダメ。」

「後ならいいの?」

「…いいよ?」

「最高!!」





神楽が一回したら何回もしたくなるって意味がわかったよ。




いっぱい奏汰と近づきたいもん!!






「楓ー!!奏ー!!メシ!!」

「「はぁい。」」





リビングに行くと、珍しく紗和ちゃんがいた。





「あ〜、カエちゃん!!モデルやるんでしょ!?」

「うん!!」

「なんか、大物がカエちゃんのプロデュースとかするって聞いたんだけど?」

「え、かぃ……むぐっ!!」






海クンって言おうとしたら、奏汰に口を押さえられた。





奏汰が小声で話す。




「紗和には内緒。」

「なんで?」

「知らねぇけど。」