木苺の棘

「・・・
 ただのファンの
 一人だよ」

ううん、私は

ファンにもなれない・・・

その後、巽は、その事には
全く触れなかった。

そして、私にも触れる事無く

貴方は、眠る・・・

他の男を、ほんの少しでも
想う女を貴方はその腕に
抱いてはくれない。

寝返りを打ち、背を向ける
貴方。

その背中に、私は額を
寄せて瞳を閉じた。

たまき先輩に

未練なんて無い

未練なんて無いよ。