木苺の棘

「お前、今、どこ?
 
 俺がタマキの所に
 連れて行ってやるから

 泣くなよ」

気が付くと私は、チアキ先輩
の携帯電話に連絡を取り

彼の車で、ある場所へ向かう

「お前ら、昨夜は
 一緒じゃなかったのか?」

「一緒にクリスマスを
 過すはずだったのに
 
 私・・・」

「タマキを怒らせたの?」

瞳から、零れ落ちる涙。

頷く私の頭を、チアキ先輩は
優しく撫でてくれた。

「取材が終われば
 すぐに会える
 
 あいつなら許してくれる
 
 あいつには、アリス
 お前しかいない」

本当にそうかなぁ・・・

許してくれるかな?