木苺の棘

貴方を失う苦しみに比べたら

傷つけ合う事など恐れたり
しない。

棘が、この足に絡みついて
貴方と歩む事

幾度、邪魔されようと

私は前だけを見て

引き裂かれ、傷ついた足でも
歩いてみせるよ。

貴方と一緒に・・・

だから、漣・・・

もう一度

もう一度だけ

私の声を聞いて

お願い・・・

ピー

「レンに、逢いたいよ

 どこに行けば

 ・・・逢えるの?」

私は、留守番電話に
想いを残す。