木苺の棘

息を飲む、私・・・

静かな漣の声が聞こえた。

「もしもし?」

「レン、私、アリス
 昨夜は・・・」

「アリス、悪い
 仕事中だから、切るわ」

冷たい漣の声・・・

「レン
 逢って話がしたいの?
 私、昨夜の事を
 貴方に謝りたくて・・・」

「謝るようなこと
 お前、したの?」

冷めた声・・・

「・・・・・・・」

「昨夜は誰といた?」

「・・・・・・・」

言葉が出ない・・・

何も言わないこと

何も言えないこと

それが、お前の答え。