木苺の棘

「アリス、勘違いするな
 
 今回の件は
 お前の為にしたことじゃない

 俺が俺自身の為にしたことだ

 お前が責任を感じることは
 何も無い」

私は、責任を感じているだけ?

違う・・・

「違う、私は貴方を・・・」

「お前は、この俺を
 愛してなどいない
 
 同情を、愛情だと
 勘違いしているだけだ

 考えてみろよ
 俺が組長を遣らなければ
 お前はそんな気持ちを
 抱かなかっただろう?
 
 どうだ、そうだろう?」

私・・・

違う・・・

そう、貴方に答えて
あげられない。