木苺の棘

敢さんは、また刑務所へ
逆戻り。

もっと、重い罰を受ける。

そんな貴方に、私は
何をしてあげられるだろう?

「すまない」

抱きしめる手が、ゆっくりと
緩んでいく。

「私に・・・
 
 何かできる事は
 ないですか?」

貴方に、私が
してあげられること。

それは、貴方の犯した罪を
一緒に背負うこと。

一緒に償うこと・・・

私は、貴方を見上げ
真っ直ぐな瞳で見つめた。

貴方は私を
もう一度強く抱きしめた。