木苺の棘

「マネージャーの車を
 表に待たせてある
 行こう、アリス
 
 ・・・アリス?」

繋いだ手から感じる
漣の温もり。

私は、誰でも無い
貴方を愛している。

「レン、愛してる」

貴方は背を屈めて私の唇に
軽く、キスを一つくれた。

「もっと?して・・・」

愛しい人、どうぞ

もっと、もっと

私に触れて

私を感じて・・・

触れ合う唇。

貴方の唇に触れて、私は
こんなにも幸せな気持ちになる

生きていることを実感する。

貴方の口づけに
私は、全てを忘れる。