木苺の棘

「どこへ・・・」

「付いて来いよ

 飲みなおそう」

私の肩を抱く、貴方から
あの、香りが漂う・・・

いつからか、私は
その香りを探すように
なっていた。

そして、香りにホッとする。

貴方の存在に、ホッとする。

ここは、高級ホテルの一室

入ることを躊躇する私に
貴方は告げる。

「何もしない・・・」

そうだよね・・・

こんな小娘に、貴方みたいな
大人の男性が、何かする訳が
無いよ。

大丈夫・・・