木苺の棘

貴方の髪から零れ落ちた
雨の蜜は、頬を伝う。

その蜜に、私は唇で触れる。

そして、貴方の唇に触れる。

蕩けるように甘い口づけを
繰り返す。

マンションの前、閉じた傘

腕を組んで、マンション内へ
入る姿をカメラに撮られて
しまう。

ここは、私の部屋・・・

閉まるドアと同時に
赤い傘が地面に倒れた。

二人は、口づけを交わし
縺れ合う。

「一緒に
 シャワー浴びようか?」

「うん」

私達は、玄関先で
洋服を脱ぎ合い
そのまま、浴室へ。

熱いシャワーを頭から浴びる