木苺の棘

「三年もの、月日が過ぎて
 俺は、やっとタツミの墓に
 顔を出す事ができた・・・

 悲しむ事はない
 アイツは、今頃
 大好きなお袋さんに
 甘えているだろうよ

 じゃあ、俺はこの辺で・・」

「あの、イサミさん
 お願いがあります
 
 今度は、私も一緒に
 巽のお墓に連れて
 行って頂けませんか?

 お願いします」

私の願いを、貴方は
聞き入れてはくれない。

「駄目だ
 もうアイツの事は
 忘れるんだ

 お前は、まだ若い・・・
 
 過去は振り返るな
 過去を踏みつけて
 前へ進め

 アイツもそれを望んでいる」

巽・・・