貴方は、逞しい腕で私を
抱き留める。

そして、ありったけの力を
込めて抱き締めてくれた。

「アリス、お待たせ」

「遅いよ、レン」

貴方の唇が、私の唇に
触れる。

それは、とても刺激的
な口づけで、私の唇に
電流が流れたみたい・・・

私は今

とっても幸せだよ。

「レン、愛してる」

この気持ちは、本物だよ。

漣の声、聞こえない。

「レン、嬉しい?」

「ああ、嬉しいよ」