木苺の棘

「ああ、そうだな
 ナガト、お前はまだ
 マネージャーになって
 半月だもんな?
 
 女かぁ?
 女は当分パス」

「仕事が恋人ですか?
 レンさんは、やっぱり
 カッコイイですね」

微笑む漣は、何気に
反対車線を見つめる・・・

そして
その向こう側の歩道

キラキラと輝くネオン

夜の街に目を奪われた、漣

そこには、客人を見送る
着飾ったアリスの姿が合った。

アリス・・・?

そう、確かあの通りには
アリスの働く店があった。

彼女は、アリスに間違いない。

少し行ったところ・・・

タクシーは赤信号で停まる。