木苺の棘

その時、漣の携帯電話が
鳴り響く。

「もしもし、チアキ
 ごめんな
 ああ、部屋は・・・・号室
 待ってる」

「チアキ先輩?」

「ああ」

漣は、浴衣を羽織り、私は
胸元を直し腰紐をしっかりと
結ぶ。

「ごめんな、チアキ
 彼女、怒ってないか?」

「ああ、大丈夫
 今、下で待ってるよ
 これから、デート

 アリスの服、彼女のサイズ
 でいいと思う
 後、下着も適当だけど
 入ってる」

「すまない」

「タマキ、浮かない顔して
 どうした?
 アリスと一緒なんだろう
 ・・・・・・
 何かあったのか?」