木苺の棘

貴女が、たまき先輩に
甘える姿を、手を組む姿を
口づける姿を

私は、傍で見つめて
涙も流さずに
一人で耐えてきた・・・

それなのに、耐えられないから
死んでしまいたいだなんて

死なんて言葉を使うなんて
いい加減にしてよ。

八重の嘘が、全てが許せない。

「それやったら、死ねば」

「アリス・・・?」

「死んだくらいで
 苦しみから逃れられる
 そう、思うんやったら
 死ねばいいやん

 だけど、苦しい気持ちは
 死んでも消えへん
 
 馬鹿な事、言うんやめて
 死ぬなんて、できもせえ
 へんこと考えるのやめ」

ちょっと、言い過ぎたかも
しれない。

そう思ったけど・・・