木苺の棘

そして、私は先輩から
愛の言葉を聞く事になる。

たまき先輩と二人で歩む
未来に思いを馳せる。

私は今、教室に
八重と二人きり・・・

八重は、言う。

「アリス、ごめん・・・
 
 私、どうしても、レンに
 振り向いてほしくて
 嘘をついたの
 
 アリスは、チアキ先輩の
 事が好きだって・・・」

「どうして、そんな嘘」

「レンったらね、付き合う前
 帰り道ではいつも、バンド
 の話を聞かせてくれたの
 
 私は正直、バンド自体には
 そんなに興味は無かった
 けれど、好きな人の瞳が
 キラキラと輝いて、何時間
 だって聞いていたい
 そう想ったの・・・」