木苺の棘

「なんだぁ、そうなの
 いいよ
 
 じゃあ、アリス
 明日ね、バイバイ」

教室の窓から、私は見つめる

八重とたまき先輩が
並んで歩く後姿を・・・

見つめて、ため息をつく。

そうだ・・・

もう、これからは
見なくても済むんだぁ

意味も無く・・・
お茶の香る部屋で
お茶とお菓子と、戯れる日々

たまに、華道部の活けた
お花を眺めながらのお茶会

そんな古風な時間に
私の心は、とても穏やかになる

二人と一緒に過ごす時間よりも
部活をしている方が楽しかった