木苺の棘

高校二年生になった私達は
クラスが離れた。

その出来事に、私は内心
ホッとしていた。

もう、これで休み時間の度に
たまき先輩とのラブラブな話
を八重から聞かなくていい。

八重の話は全て、私の願望・・

正直、うんざり・・・

「アリス、帰ろう
 校門でレンが待ってるから
 急いで」

「ヤエ、ごめん
 私、今日から茶道部に
 入ったの」

私の隣には、同じ中学校出身
の友達。

「ヤエ、久しぶり
 
 アリスに無理を言って
 入部してもらったんだぁ
 
 これからは、放課後
 アリス、借りるね」