木苺の棘

私の言葉が、八重を死へと
導いてしまった。

「アリス、何がお前を
 苦しめる」

貴方は優しく、私をその腕に
抱く。

貴方の、腕の中
私は、ずっとずっと
抱えていた想い、苦しみを
吐き出す。

あの日・・・

誰もいない教室で
八重と二人きり・・・

その頃・・・

私達の間には、もう
超える事のできない壁があった

分かち合う事のできない壁。

八重が、私の存在を消すのなら

私も、貴女の存在を消す・・・