木苺の棘

「レン、服、どうしよう?」

浴室に、忘れられたまま
放置された、二人の洋服
下着・・・

「乾くまで
 このままでいようか?」

「このままは恥ずかしい」

私達は、ホテルに
備え付けられてある浴衣を
裸身の上に羽織る。

貴方が浴衣を着る姿を
私は見つめる。

腰紐を結ぶ貴方の
胸元が大きく肌蹴た。

そんな貴方の浴衣姿にドキッ
とした私は、その場を離れ
浴室へ向かい、二人の湿った
洋服を一枚ずつ集める。

水を含んだままの、重たい
漣のズボンを両手できつく
絞ると、水がポタポタと
滴り落ちた。