木苺の棘

そこへいつものように
加わる、チアキ先輩の声。

「あれは、同好会とも
 言えなくねぇか?

 吹奏楽部の使い古した
 古いドラムがあるだけ
 で、他には何も無い

 楽器の練習場所にでも
 なればいいと思ったけど
 アンプ繋いで弾いたら
 煩いって怒られるから
 それも無理

 ほんと、意味ねえ」

「そうなんですか?」

私の問いかけに
たまき先輩は答える。

「ああ
 文化祭の前ぐらいだよ
 
 音楽室借りて皆で
 楽器持ち寄って
 思いっきり弾けるのは

 後は、個人個人で
 家でジャカジャカ
 やってるだけ」