木苺の棘

そんな彼女の手が
私の頬を強く打つ。

放心状態の私・・・

「モカ
 いい加減にしなさい
 
 タツミは死んだの
 
 ここにあるのは、亡骸で
 タツミの魂は、体から
 開放されて、自由になって
 あの空を翔る
 
 貴方達は、もっと深い部分
 で繋がっている

 傍に居なくても
 貴方達は、いつも一緒だよ」

露歌さんの瞳から
零れ落ちる涙。

私の瞳からも零れる・・・

ねぇ、タツミ・・・

どれだけ、涙を流せば
貴方を忘れられる?

涙は、いつ枯れるの・・・?