木苺の棘

それは、親を失った組員の
収拾がつかなくなり
和解の話し合いの場を
持つ事ができなくなる。

暴力では、対立抗争は
治まらない。

血の雨は降り続く。

遣られたら遣り返す世界

死力を尽して徹底的に双方が
闘えば、互いに損害は大きく
なり、組員の多くが検挙される
ことにつながり、場合によって
は共倒れになるおそれがある。

それなのに・・・

組長を殺したのは、巽の組の
若いもんで、今は
逃げ回っているらしい。

「若頭のうちの人も
 執行部のタツミさんも
 命を狙われている・・・」

命を狙われているって・・・

巽が、死んじゃうかもしれない

「タツミが死んじゃうなんて
 そんなの嫌」