木苺の棘

「アリス、ごめん
 俺・・・」

謝らないで・・・
貴方は何も悪くない。

「たまき先輩・・・」

私の心は、もう今にも
張り裂けそうで限界だった。

毎日毎日、苦しくて

二人きりになれる時を
ずっと、探していたの
かもしれない。

八重がいない、今こそ
貴方に思いの丈を伝える
事ができる・・・

私の瞳から、ポタポタと
涙が零れ落ちる。

「アリス、どうした?」

八重だって、私がいない時に
貴方に愛を告白したんだもの。

私だって・・・いいよね?