ぴくんっ。

大ちゃんの手の動きに
反応するあたしの手。

「~~~///」

さっきまで照れてたのは
大ちゃんの方だったのに
いつの間にか、あたしが赤面して
大ちゃんは余裕そうな表情。

「だいちゃっ…///」

大ちゃんとあたしの手は
優しく絡み合っていて
俗に言う、恋人つなぎをしていた。

大ちゃんの手のぬくもりが。
大ちゃんの手の優しさが。
大ちゃんの手の大きさが。

全てにあたしは安心したんだ―。

「週末…」

不意に大ちゃんが言葉を発するから
ハッキリと言葉が聞き取れなかった。

「え?」

「週末…楽しみだなっ」

笑顔で優しく微笑む。

ちょ、ちょ、ちょ、
カッコよすぎでしょっ…!

なんか…恋人つなぎの
せいかもしれないけど、




あたし…


“大ちゃんにドキドキしてる”