「おいっ!これやったの誰だ?」 やばいっ。部長の怒鳴り声。 部長の手を見ると見覚えのある資料の束。 「すみません、部長!私です。」 「お前、こんなの猿でもできるぞ」 さ、猿…………。 「はい…………。」 「お前今日も残業な。」 ネクタイを直しながら、意地が悪そうな顔をして言った。 「え?今日も?」 「ぁん?文句あんのか?」 無意識の内に漏らしてしまった心の声。 それに部長は、隙もみせず、眉間にしわを寄せて突っ込みを入れる。 「…………ないです。」