「コレ夏限定だからさ、夏終わって、売られなくなったら、どうしようかと思ってた。」


「あたしも思ったよ。」


「もうあの可愛い姿が見れなくなるのか、とか、話しかけるきっかけ減るなーとかさ。」


俺の話を聞いて、照れている様子の彼女の頭を、ポンポンと優しく叩く。



「すきだよ。」


「あたしも。」


「付き合ってください。」


「はい、お願いします。」



「今から一緒に、キャンディー買いに行こうか。」





*キャンディー泥棒 / END