龍太「おー さすが
はるる(龍太から春那の呼び名)
用意がいいねー」


春那「でも あたし
あんまり使い方わかんないんだ」


龍太「よし じゃあ
俺がやってやろう」


龍太は
春那からカメラを借りた


龍太は春那から借りたカメラを見て


龍太「すげー これ今CMでやってる
最新のやつだ」


友ちゃん「さすが お金もちは違うね」


龍太は
春那から借りたカメラを
セルフタイマーにセットした


龍太「はい 並んで並んで」


五人は
桜をバックに並んだ


春那「あれじゃあ 龍太くん
写真に入らないんじゃないの??」


夏希「セルフタイマーだから
大丈夫だよ」


春那「セルフタイマー??
何それ??」


夏希「セルフタイマー知らないの??」


春那「うん
写真はいつも執事が撮るから
あたしはシャッター押したら
写真が撮れることくらいしか……」


だから
春那はお嬢様だから
カメラなんて使ったことがないのだ


夏希「えと、だから
シャッター押したら何秒後かに
勝手にシャッター下りるの」


夏希は説明したが


春那は
ポカーンとしている


翔一「世の中にセルフタイマー
知らないやつがいるとは
ある意味すげーわ」


友ちゃん「ほとんど春那は
あーゆーこと自分でやらないからね」


仁「そうだな」


龍太「おーい
そろそろ撮るぞー」


翔一「おう いいぜー」


龍太は
ファインダーを覗き


龍太「3、2、1 ポチッとな」
龍太はカメラのシャッターを押した


龍太は急いで
翔一達のところへ行き
カメラのほうを向きピースをした


5秒後……


カシャ!!!


シャッターが鳴った


龍太はカメラのほうへ行き
さっき撮った写真を
保存の画面から確認した


龍太「おー、いいね」


翔一「どれどれ」と言って


翔一達は
写真を見た


そこには

綺麗な桜を背景に
みんなにっこりとした顔で写っていた