友空物語

麻里姉「ったく 勉強もしないで」


麻友「お兄ちゃんって

本当に落ち着きないよね」


麻里姉「まぁ
元気だけが取り柄だからね」


麻友「まぁ そうだね」


麻里姉「ほら 麻友
早く買った服開けよう」

麻里姉は麻友とリビングに向かった



翔一は
家を出て

向かいの家の
夏希の家の前で立ち止まり
夏希に電話をかけた



ピリリリ(夏希の携帯の鳴る音)

夏希は

枕元に置いてあった
携帯を取り電話に出た

夏希「ん、ふぁ~ もひもひ」と
寝ぼけているようだ


翔一「夏希!!

窓から顔だせ!顔!」と
電話越しで言ってすぐに携帯を切った


夏希「?? 意味わかんない」と
思ったが


とりあえず
窓から外を見た
家の前には翔一がいた


翔一「夏希~ッ」と
言って 手を振っている


夏希は
目を擦りながら
窓を開け

夏希「何?? どうしたの??」


翔一「今から

みんなに
学校の上の山に来るように連絡して」

夏希「え、なんで??」


翔一「いいからいいから

じゃあ
夏希頼んだぞ」と言って走り出した


夏希「え、あ、ちょっと……

もうなんなのよ」と言って
皆に連絡し始めた