「・・・さて」
「ん?」
「私はお風呂に入ってきます」
「おぉ」

 ユウは本を広げて私に手を振った。

 こいつ、女に興味ないらしい。

 まぁ、同居人にするには最適か。

 私はいそいそと風呂に入っていこうとした。

 その時。

「あ、やっぱ待って」
「なんだよ」
「あのさ、死神の仕事手伝う気ない?」
「・・・はい?」
「だから、死神の仕事」

 意味がわからない。

 そんな私の思いを察したのか、ユウは口を開いた。