RED×HEAVEN

そうこう考えているうちに、閻魔から返信がきた。



《よう、新入り。

ソイツは天国でいいだろうな。

大した悪さもしてないから。

以上》



なんだ、みんな結構テキトーにやってんじゃねぇか。



「おい、返事がきたぞ」



膝を抱えて座っていた男に話しかけた。



「どうだった?」



男の声は小さい。



自分が死んだ事を現実的に捉えてきたのだろう。



「安心しろ。天国行きだ。良かったな」



そう言っても、男が微笑む事はなかった。



俯いたままの男の元に近付き、俺も隣にしゃがみこんだ。