あぁ…本当に良かった。 カミサマ… お父さん… 誠二を守ってくれてありがとう。 人生を生き抜くと一緒に誓った夢を奪われなくて良かった。 震える手で携帯を握り締めると、祈るように頭を垂れた。 気づけばカーテンからは明るい日差しが差し込んでいる。 今日もまた一日が始まる。 奪われずに済んだ大切な一日が。 落ち込んでいる暇は無い。 罪悪感に苛まれてる場合じゃない。 よしっ!っと心の中で気合いを入れると、ナツコは早速入院に必要なモノの準備を始めた。