人の印象やイメージっていうものはアテにならないとつくづく感じる。
あ…そういやまだカフェラテ一口も飲んでないや、
そう思いながら、もう湯気が消えかかってるソレに手を伸ばす。
「とにかく!いつも誠ちゃんに文句ばっか言ってるナツコなんかより、私の方がよっぽど誠ちゃんを愛してるもん!私の方が誠ちゃんに相応しいんだからっ!」
急に激昂したユリカちゃんにビシッと指をさされて、アタシはまたカフェラテを口に含めないまま固まっていた。
ユリカちゃん…
いいからとりあえずカフェラテ飲ませてくれよ!
ロマンチカ来るの久しぶりなんだよ!カフェラテとフルーツタルト物凄い楽しみにしてたんだよ!
ご馳走を目の前にしておあずけ状態というのは、若干のイライラが募るものだ。ましてや誠二の事で絡まれている身としては、速攻で誠二に殺意が芽生える。
この手の呼び出しには慣れてるが、とにかく好物だけは食わせてくれ…じゃないと今にもブチ切れそうになる。



