『ナツ、今夜は晩メシいらねぇ。ユリカのおじさんの所に見舞いに行って来る。』
誠二は今夜もユリカちゃん家のおばさんを病院に送り迎えするらしい。
「分かった。」
良かった…
今日も誠二の分の材料費が浮くぜ!ケケケ!
心はすっかり節約主婦と化してたナツコだったが、
誠二にいきなりぐっと肩を抱き寄せられ、耳元で
『ナツ、さっきの妬いたか?』
って囁かれたから、本気で驚いた。
さっきユリカちゃんからお弁当を受け取った時のニヤりとした悪い顔は、アタシに妬かせようと企んでだってワケですかい…。
ハイハイ分かりましたよ…
じゃぁお望み通り妬いてやろうじゃないの!!
だからアタシは…
「妬いたよ……
お昼代が浮いたって事にね!」
って思いっきり言ってやった。



