「それより誠ちゃんに話があるの、だから帰りに一緒にお茶して行こう?」
それよりって…アタシの話はあっさりスルーかい!
『何だよ?話って。』
努めて面倒くさそうな態度の誠二
「うん…お父さんの事なんだけど。」
言い辛そうに口ごもったユリカちゃんの態度に、アタシの心は敏感に反応した。
そして誠二も、何かを察知したかのように。
『…分かった。』
そう答えた。
そう言えばユリカちゃんのお父さん、身体の具合が悪くて最近検査入院したと聞いた。
もしかしてどこか悪かったのだろうか…
アタシの心に嫌な不安が過ぎる。
ウチのお父さんも体調不良を訴えて、検査入院してガンが見つかったのだ。



