将来の夢を書きなさいというプリントに、アタシは思い切り "人生を生き抜く事" と書いた。 きっと先生はクラスのみんなみたいに"学校の先生"とか、"お医者さん"とか、そういうのを期待していたんだと思う。 だからアタシの書いた将来の夢にびっくりしたのか、母は学校に呼び出された。 母は「お家で一体どういう教育しているんですか?」って文句を言われたみたいだったけど、アタシには何も言わず「偉いわよナツコ。」と言って頭を撫でてくれた。 きっと母も"父の夢"を聞いていたんだ。