LOVE☆LIFE 〜幼なじみレンアイ㊦〜



「ナツコ、勝てないからって相手を殴って傷つけて黙らせたら、それで勝ちなのか?そんな喧嘩じゃ誠二君には永遠に勝てないぞ。誠二君はナツコを殴らないだろう?殴るなら、気が済むまで言い合いなさい。それでも分かり合えないのなら父さんに言うんだ。」



優しく諭すように父さんはそう言った。



確かに、アタシがどんなに手や足を出したとしても、誠二はやり返しては来なかった。



口で勝てないアタシに更に手を挙げてしまえば、アタシの立つ瀬が無くなってしまう事を子供ながらにアイツは分かっていたんだろう。



それからアタシは誠二に遠慮なく言いたい事を言うようになった。



そりゃたまに手や足は出てしまうんだけど、だけど誠二はアタシが遠慮なく文句をぶつけて喧嘩しても、アタシを見放す事はしなかった。



小学校を卒業しても、中学生になっても、高校生になっても、



そして大学生になった今でさえ、アタシの文句に付き合い、喧嘩ばかりしている毎日でも、絶対にアタシを見放さない。