「井坂くん…痛いっ」



「あっ…あ……ごめん……」



井坂くんはパッと手を離した



井坂くんはずっと私の手を見つめていた



手も痛かったけど……心の方がもっと痛いよ…淕斗……



私は何も言えずに屋上を後にした