「先生......。」


あれ.........?

心臓が、

マラソンした後みたいに

ドキドキドキドキ言っている.........。


「先生......、
お願いがある......。」

俺は、
思わず口走った。


「ん?なんだ?」


「俺.........、

キスが してみたい!

先生と......、
キスが してみたい。」

もう、
思ったことを そのまんま言葉にして伝えた。


「え〜〜〜ッ!?
それは......マズいんじゃあ........。」

三分くらい考え込んでから、


いきなり、


田中先生の唇が、


サッ、と素早く
俺の唇に一瞬触れた。


「内緒だかんな!」

田中先生は、
顔を真っ赤にしたまま
そう言った。