「さやか......、
他に
気になる人が出来たみたいで、
今後は そっちに
パワー使うことに決めたんだって...。」


半笑いで、
綾部は
二人に説明した。


「はぁーーー...。」

「まぁ......、
よかったんじゃ......ない?」


昨日の今日で、
千葉の
あの変わりっぷり!

「でも......、
気になる人って......?」
上野が話している途中で、
教室のドアが
ガラッ、っと
音を立てて開いた。


「あ!トシヤぁ!!おはよ〜!」

千葉が
キャピキャピし始めた。

「なんだよ!?
キモいわッ!?」

古賀が
笑いながら答えた。


「なるほどー......。」

二人は、
瞬時に納得した。