次の朝、西條先輩が起きて来なかったから、嫌な予感がして、西條先輩の部屋に行くと、ベットの上で苦しんでいる西條先輩がいた。


やだ、西條先輩が死んじゃうよ。


「大丈夫だから、そこの上にある薬を取ってくれ。それを飲めば楽になるから。」


水とその薬を渡した。


「この事は誰にも言わないでくれ。薬を飲んで休めは直ぐによくなるからさ。千比絽は早く練習へ行け。」


西條先輩が心配で側にいたかったのに、西條先輩き拒まれる。


「こんな姿を千比絽に見せたくない。悪いが早く出て行ってほしい。」


そこまで言われたら、出て行くしかなかった。


そばにいたい気持ちを堪え。


「分かりました。この事は誰にも言いませんから、心配しなくても大丈夫です。」


涙を見せてはいけないと思い、慌てて部屋を出た。


これ以上ここにいてはいけない事は理解出来たけど、西條先輩はなんの病気なのか。


風邪なんかじゃない。


絶対何かを隠していると思った。