なみだ

最後に見たのは
彼女の泣いた顔だった。



震える唇から、
微かに僕の名前を
呼んでるのが聞こえた。


声も出せずに、
僕は ただ
彼女の手を握った。


手から伝わる
彼女の温もりが、
僕の頬を涙で濡らした。






いつかは
こんな日が来ると
分かっていた。




でも…




こんなにも早く
その日が訪れるなんて…。