なみだ


「気にしないで。
体を休める方が大切なんだから‥。
僕も、もう少ししたら
帰るよ‥」


「えっ‥?
もう‥帰っちゃうの?」


「今日は眠ってた方が
いいよ。
僕が居たら
寝づらいでしょ‥?」


そう言って笑う僕に、
彼女は大きく首を横に振った。


「そんなことないよ。
優輝が傍に居てくれた方が私、安心するもん。
だから‥、このまま優輝が一緒に居てくれた方が‥
きっと、良く眠れる‥」


何かを願うように、
彼女は真っ直ぐに僕を見つめた。




彼女の言いたいことは
分かっていた。


彼女がそれを望んでくれるなら、僕はそれに対する答えを一つしか持っていなかった。