\天然馬鹿王子/


動くのをだいぶ待って
そろそろ出発するかと思った矢先
奴は現れた。

「あっ!!詩帆〜!!!!」

聞き飽きた声と共に見飽きた顔…

「今まで何してたの〜??」
と言いながら車両に乗り込んで来た。

「「ばっっ」」

ばかと叫ぶ前にドアが音を立てて閉まった――。


「あ〜セーフだぁ〜良かった〜」


乗車してる人みんなポカン顔。
にこにこしてる馬鹿一人。

「「〜〜ばっかじゃないの!?」」


アタシは地球がゆれる程の
大きな声で怒鳴った。