そばにいるのに..


『誠ばっか見てそんなに面白い??』

見覚えのあるあの顔…

そう、慎二が私のアゴをくっと
もちあげる。
まるで今にでもキスされそう…

『うわぁっ!ちょっと馬鹿!
何してるの!!』

けど我に返る。

『へへっ♪どう??ときめいた?』

相変わらずの軽々しい行動。
やっぱりこいつ軽い人だ…。

『ときめくわけないでしょ
ったく、もうあっち行って。
数学の課題終わらせなきゃ
いけないんだから…』