『いやっな…なに考えてるんだろう私ったら!』
正気に戻り公園にある時計を見ると6:10…
もうすぐで朝食の時間。
家に帰ろうと来た道を戻る。
『あれっ有紀、こんな早い時間からどこ行ってたの?』
家に帰ると母さんがちょうど
朝食の準備をしているとこだった。
『ちょっと結乃丘公園に…』
『用事でもあったの??』
『いやっちょっとした気晴らしってやつ?
あっ…母さんは結乃丘公園のジンクス知ってる?』
ずっとこの町にいる母さんなら知ってるかもしれない。
『あのジンクスね~
どうだか分かんないなー
ただ、あの公園で結ばれた二人は一生離れないっていう
ジンクスだから…
結ばれる公園じゃなくて
結ばれた二人をずっと一緒にいられるようにする公園みたいよ』
