桜の季節






私に………、怒ってるのかな…?














「……はぁ~…。だりぃ…。」



資料室に入って、直樹がそこらへんに、ドカッと座って、つぶやいた。
















だ、だるい………?



今さっき、“だるい”って言ったよね…?












「ご、ごめん……。」



私は、謝った。

直樹の事好きだし、嫌われたくないもん。









「…は?なんでお前が謝るの?」



直樹は、私を横目で見る。








「……だ、だるいって思われてるから…。」



直樹の目が怖い。










「はぁ?意味わかんねぇし。」



私から目をそらして、へちを向いた。












「だるいなんて思わせちゃってごめん……。………私、教室戻るね…。」



私は、ゆっくりとドアを開ける。










やばい……泣きそう…。











私は、ドアを閉めて、教室とは反対の屋上をめざして走った。



さっき直樹には、“教室に戻る”なんて言っちゃったけど、無理だよ…。