桜の季節

「俺が居ない間に、茜に手ぇ出すんじゃねぇよ。」





どこからか、声が聞こえる。









…ってゆうか、直樹の声だ!


これは、違うの…。
誤解なの……。












「るっせぇ…。直樹が居ないって事は、俺にとったら、チャンスなんだよ。」



啓也くんは、なんの迷いもなく、私を抱きしめたまま、直樹に言う。









……えぇ!?
何これ!?
意味わかんないんだけどっ!










「言っとくけどな、茜は俺のもんだ。啓也は、おとなしく、片思いだけしてろ。」


直樹は、そう言うと、啓也くんの腕の中にいる私を引っ張る。










私、これから直樹に、どこに連れていかれるのかな?








私……、なんだか怖い。















だって直樹………。

























怒ってるよ………。