桜の季節

「……今さっきの話の内容、わかった?」





やっと口を開いてくれた啓也くん。







「わかるわけ、ないでしょ!」



つい、キレぎみに言っちゃった。








「あっそ。お前って、ほんと、どんくせぇよな。」





私の方を向いて言う。







お、お前…!?
びっくりするじゃん。
いつもは、“茜ちゃん”って言ってくれるのにね。






「何それっ!?啓也くんの事は、いい友達だな~って思ったのに!そんな事言うんだ!?」



また、キレ口調。
大切な友達なのに…。
こんな事言うなんて、どれほど私って、馬鹿なんだ。










「……やっぱり…。………鈍感女。」











鈍感女……か…。



私って、そんなに鈍いの?



なんだか、わけわかんないよ…。











「そっか……ごめんね……………じゃあ…。」






私、なんで謝ってるんだろ?




ひどい事言われたのは、私の方なのに…。






あ~あ…、
私、ほんと、
ばっかみたい。