桜の季節

「ゆかたの時と、感じが違うね~。やっぱかわいい~。」


そう言って、私を引き寄せ、抱きしめようとする。



「や、やめてよ!」


そんな事される事にも、動揺するけど、この人がここにいる事にも動揺した。





「慌てちゃってさ、かわいさ倍増だね。てゆうか君、1年っしょ?2年で見た事ねぇもん。」



「そうだけど……。あっ、もう教室帰らなきゃ!じゃっ!」



私は嘘をついて逃げようとした。






「ストップ~~!クラスと名前聞くまで、行かせないよ♪」


ニコニコしながら、私の肩に手をおく。





なんでそんなに、しぶとい人なんだ…。

あきれちゃう。









「クラスは?」



「1‐………B………。」



「そうなんだ♪ちなみに俺、2‐B!次、名前は?」



私、クラス聞いてないしっ!

てゆうか名前、教えたくないんだけど…。



「………茜……。」


小さな声で言った。



「茜!?ちょ~かわい~!俺、ゆうき!よろしく!」



そう言って、手を差し出した。